ホームページに「安全ではありません」と出るけど大丈夫?表示の意味と解決方法

サイトを閲覧していると、アドレスバーに「安全ではありません」や「セキュリティ保護なし」「保護されていない通信」等の注意が表示されることがあります。そのようなサイトを閲覧しても問題はないのか、心配になりますね。

アドレスバー

「安全ではありません」の表示の意味

アドレスバーに表示される「安全ではありません」は、通信の暗号化がされていないサイトであることを知らせる注意です。2019年頃からSSLやTLSによる通信の暗号化が施されていないサイトに注意が出るようになり、徐々に一般的になりました。

注意が出たサイトの全てが危険という訳ではありませんが、個人情報やクレジットカード情報を入力するようなページは、情報漏洩のリスクがあるため極力控えた方が良いでしょう。

自分のホームページに表示されていたら

ホームページに注意が出ないようにするには、サイトの通信を暗号化する必要があります。簡単に言うと、ホームページのアドレスを「http://」から「https://」に変更します。これを「サイトの常時SSL化」といいます。

常時SSL化をするには、WebサーバーにSSL証明書を導入する必要があり、SSL証明書導入の可否はサーバーにより対応が異なるため、ご利用中のレンタルサーバーやサーバー管理者にまずは問い合わせてみて下さい。レンタルサーバーによっては無料のSSL証明書が簡単に利用できるようになっているので、サーバーの管理画面を一度確認しても良いかもしれません。

常時SSL化したのに警告が消えない時は

SSL証明書を導入し、サイトの通信を暗号化しても注意が消えない場合があります。

多くのWebページはページを表示する際に、ページのファイルだけでなく、画像やデザインを指定する別のファイルを同時に読み込んでいます。その外部ファイルを読み込む際の記述が「http://」から始まっていると、その部分が暗号化されていないため、安全性が確保されない状態となってしまいます。

パソコンからページを表示した状態で何もないところを右クリックし、「ページのソースを確認」等からソースコードを確認できるので、「http://」から始まっている記述はないか確認してみましょう。

まとめ

「安全ではありません」の表示は必ずしも危険なサイトという事ではありませんが、警告のあるページで個人情報等の入力がある場合は慎重になるべきです。

運営している自身のサイトで警告が出る場合は、サイトの安全性を高めるためにもサイトの常時SSL化を検討してください。

投稿日:2025/08/11

カテゴリー:トピック

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